【Illustratorの歴史と概要】

adobe Illustratorは、文字通りイラスト作製からロゴ作製、広告デザイン
図面作製、仕様書作製
など様々な用途に使われています。

Illustratorは、そもそもadobe sistems(アドビシステムズ)の内部で業務用の
フォントを作るなどのソフトとして使われていました。

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それを、一般大衆向けにMacintosh版が販売された事をきっかけに、以来1988年~現在まで常にバージョンアップを繰り返し、多くのデザイナーから一般ユーザーまで愛され続けています。

1年~2年おきにバージョンアップをしており2011年3月現在では、CS5が最新版となっています。

Illustratorは、旧バージョンからツールの基本的な使い方は変わりません。
そのため、昔からあるデザイン会社などは現在でもバージョン10や9を使っている人も
います。昔から使い慣れている旧バージョンの方が作業しやすいという理由からでしょう。

Illustratorはバージョンアップを重ねるごとにユーザビリティーを向上し
細かい作業もスムーズにできるように改善されてきているので、古いバージョンを
使っている人は機会があれば最新版に変更することを検討してみるのも良いでしょう。

それだけ、あなたの作業スピードとクオリティーを向上させてくれる可能性を秘めているからです。

イラストレーターを使い始めて最初に難しいと思うのは、ペンツールで描く曲線でしょう。
これは「ペジェ曲線」といい、Illustratorの最大の特徴で、使いなれるまでは多少時間がかかりますが、慣れてしまえば信じられないくらいスムーズに綺麗なイラストを描けるようになります。

【Illustratorのパッケージデザイン】
昔から使っている人はお馴染みのパッケージデザイン「ヴィーナス」
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これはサンドロ・ボッティチェリのヴィーナスの誕生がもとになっています。

モデルの女性(ヴィーナス)はシモネッタという女性です。
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このヴィーナスのパッケージデザインはIllustratorバージョン10まで使われていましたが

CS1とCS2はグラデーションの花をモチーフにしたパッケージに変更しています。

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また、CS3~CS5はイラストレーターの特徴であるオレンジを基調としたグラデーションの

パッケージデザインに変更されました。
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【PhotoshopとIllustratorの違い】
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簡単に言ってしまうとPhotoshopは画像加工が得意で、
Illustratorはその名の通り絵を描いたり、ロゴを作ったりする事が得意です。
Photoshopと違い、写真の加工や修正などは
Illustratorでは基本的に得意ではありません。

しかし、Photoshopで作った画像をイラストレーターの画面上に
配置してロゴタイプを入れたり。枠をつけたり
レイアウトして全体を構成するといった事はよく使います。

また、Illustratorはオブジェクトの拡大や縮小を何度繰り返しても画像が荒くならないというところが特徴です。
広告やデザイン関係の仕事をメインに扱っている会社は、PhotoshopとIllustratorの特徴を使い分けて両方使っている事が多いです。

どちらのソフトが優れているというよりは、両方の特徴を理解して使い分ける事が大切です。